杏仁オイルを用いたスキンケアシリーズを販売しています。
東洋には東洋の肌美学があります。素肌を強く守り、やさしく癒し、美しく変える。

■杏仁とは何か? 東洋の知恵が息づく素材
杏仁(きょうにん)とは、アンズの種の中にある“核(さね)”の部分を指します。
東洋医学では古くから、肺や気管支の不調に用いられてきた素材として知られています。
とくに、杏仁には肺を潤す作用があるとされ、咳・乾燥・喘息などの漢方処方にも用いられるなど、呼吸器の不調に対する伝統的な知恵が息づいています。
また、東洋医学では「肺は皮毛をつかさどる」とされ、皮膚や毛穴など、外界から身体を守るバリア機能は肺と深い関わりがあると考えられています。
そのため、肺の働きが弱まると肌トラブルとして現れ、逆に肌を整えることが肺の機能を高める助けにもなるとされています。
こうした考え方は、たとえば乾布摩擦のように皮膚を刺激して体を整える東洋の養生法にも通じています。
杏仁から抽出した油を、「杏仁オイル」と呼びます。古い文献に、楊貴妃が美肌のために使っていたと記される杏仁オイル。
歴史に裏づけられた稀有な素材を現代に生かしました。

■まだ日本では知られていない、杏仁オイルのちから
杏仁オイルは、その高い美容効果や肌へのやさしさが世界で注目されている一方で、日本ではまだあまり知られていない存在です。
さらに日本国内では、天然の杏仁オイルそのものを手に入れるのが難しく、市販されている“アプリコットオイル”の多くは、香りも成分も取り除かれた精製済みのものがほとんどです。
私たちが主原料として使用しているのは、厳選した杏仁を丁寧に圧搾し、不純物を最低限のろ過だけで取り除いた「生しぼり」オイル。
有効成分や香りを極力そのまま残した、100%天然・非精製の杏仁オイルにこだわっています。

■杏仁オイル一滴一滴に、私たちの誠意を込めて
アプリシャルに使用している杏仁オイルは、他にはない“国産・一番搾りの生しぼりオイル”。そのすべてが、こだわり抜いた独自製法で抽出されています。
杏仁(きょうにん)とは、杏の種の中にある“核”のこと。
この小さな種には、生命の芽吹きを支える脂肪微量成分や栄養素がぎゅっと凝縮されています。オイルはまさに、その貴重なエネルギーの結晶です。
私たちはその杏仁を、新鮮なうちに国内で丁寧に低温圧搾し、一度だけ贅沢に搾油。熱を加えない“生しぼり”によって、栄養も香りもまるごと閉じ込めた「原油」を自社で製造しています。
■他には真似できない、国産・手しぼりのクオリティ
現在、多くのメーカーが杏仁オイル配合の製品を発売していますが、
手間とコストのかかる“国内しぼり”の原油を使った化粧品は、私たち以外にはほとんどありません。
天然の芳醇な香り、肌になじむしなやかな感触。そして一滴一滴に込めた、私たちの想いを、どうぞ肌で感じてみてください。

■5つの高級脂肪酸が、肌のうるおいとバリア機能をサポート
杏仁オイルには、オレイン酸・パルミチン酸・ステアリン酸・パルミトレイン酸・リノール酸という、5種類の美容にうれしい高級脂肪酸が含まれています。
このうち、パルミチン酸とステアリン酸は飽和脂肪酸で、水分と混ざり合うことで肌表面に保湿のヴェール(=保湿シール)を形成します。これにより、水分の蒸発を防ぎ、紫外線などの外的刺激から肌を守るバリアの役割を果たしてくれます。
一方、オレイン酸・リノール酸・パルミトレイン酸は不飽和脂肪酸で、やわらかさや肌なじみのよさに優れており、エモリエント効果(柔軟効果)や肌の活性サポートに関与します。
なかでもパルミトレイン酸は、年齢とともに減少する皮脂成分のひとつで、肌をすこやかに保ち、ハリと明るさをサポートするはたらきがあるとされています。
杏仁オイルは、このような飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のバランスが自然なかたちで含まれているのが特長です。
■アプリシャルシリーズに込めた想い
アプリシャルシリーズは、杏仁オイルをベースにした基礎化粧品です。
私たちは、貴重な天然素材の力を最大限に生かし、安全性と品質の高さを追求した製品づくりに取り組んでいます。
美と健康の土台を支える“本当に良いもの”をお届けすることで、これからの高齢化社会においても、一人ひとりの健やかな毎日を支える存在でありたいと願っています。とくにエイジングケアの分野では、長い歴史に裏付けられた東洋の肌美学=オリエンタルコスメトロジーの知恵を取り入れ、年齢にとらわれない美しさと健やかさを提案してまいります。