2025/06/19 16:04

■皮膚はその環境に懸命に対抗している

梅雨が明けると心本番ですね。昭和の時代も38度の日もありましたが、元気に遊びまわれる夏は毎日が楽しかったです。アスファルト舗装の道路とピルで囲まれた今とは違い、開け放された部屋の廊下を降りると庭先の大木が強い日差しを遮り、ひんやりとした風が吹き抜ける。土も冷やされて心地良い。セミの鳴き声やどこからか小鳥のさえずりも聞こえる。楽しみは木の根元の柔らかい土をならして、そこに花びらを並べてガラスの破片をかぶせて周りを土で覆い、見つめていると神秘的な境地になれる一人遊びを楽しんでいました。外は暑いけれど、そんな自然の中の心地良さを今はなかなか体験できないですね。

そう!現代は建物の中は冷房が(ガンガン)で、外に出れば猛暑、温度差に体がついていけません。皮膚はその環境に懸命に対抗しているのです。しっかりとケアしてあげましよう。

 

■夏こそオイルが必要なのです!

皮膚の表面がなめらかで、うるおいのあることが、美しい皮膚の一つの条件です。肌は皮脂腺から皮脂が分泌され汗と交わり、自然のクリームで肌を守っていますが、女性は50代から、皮脂の分泌が低下していきます。そのため、肌は乾燥し、シミ、シワになりやすくなるために油分を補う必要があるのです。オイルは油やけするので、使わないという方は、高齢になって、シミ、シワ、たるみに悩むようになるかもしれません。

 

冬は乾燥も肌で感じるので、オイルをつけている方も夏は油焼けするからとつけるのをためらう方がおられます。実は50代後半になった私も同じ悩みを抱えていました。ひどい乾燥肌にシミ、くすみに感覚的に油分がりないからだと思っていました。まだ良い化粧品が少ない時代で、油分は入っているのはナイトクリーム位でした。それも鉱物油なので、油焼けするため昼問は使えないものでした。杏仁オイルを日本で初めて商品として世に出したのは、良いオイルを使いたいという個人的な願望がきっかけでした。オイルは油焼けするので、駄目という、オイルフリー最中の開発商品でした。オイルが見直されたのはそれから10年後のことです。

 

オイルなら何でも良いというのではなく、オイル選びと質が大事になります。鉱物油はもとより、植物油でも顔につけて良いオイルは酸化しにくい不乾性油に限られるのです。不乾性油の中でも、生産量の少ない杏仁オイルは貴重品で、幻のオイルと言われていました。

 

夏は汗をかき、汚れもつきやすく、肌荒れをおこしやすくなります。紫外線も肌をいため、冷房で肌の乾燥も加速します。 オイルなのに、さらっとした使い心地で乾燥から、紫外線から肌を守ります。

 

朝の化粧下地としてもお使いください。歳を重ねても、アプリシャルシリーズで、しっとり、艶やか肌で、健やかな毎日をお過ごしください!    

  

■杏仁オイルとは…

「杏仁オイル」とは杏の種(核)の中に入っている仁から抽出したオイルのこと。浸透性に優れ、肌を柔らかくするオイルとして中国・韓国では昔から珍重されてきました。種の中に入っている白い粒が杏仁です。