2025/06/21 14:16

●人生100年時代に一番大事なものは食べる投資!⑤

■今回は食べない投資編

今までは必要な食べ物や食べ方についての情報でしたが、健康を維持して体調を良くするには「何を選ぶか?」と同じくらい「何を避けるか」が重要です。今回は自衛の為に食べない方が良いものをお伝えします。

 

■リスク1:

脳細胞のエネルギーとして糖質摂取は必要ですが、糖質過剰摂取による「AGEs(終末タンパク質)」が様々な細胞障害を引き起こします。

■リスク2:

精製された穀物や砂糖類のとり過ぎによる血糖値の乱高下を引き起こし、体調不良の原因となります。

①糖尿病②動脈硬化③肥満④脳機能への影響に深い関わりがあるようです。

 

大切なのは適量の炭水化物を摂取すること。一日の糖質摂取量は200250 g がお勧めです。あまり動かない人は150200gが目安です。茶碗1杯の白米は糖質50gなので、朝と昼は茶碗1杯のごはんで、夜はおかずだけにするとか。おかずにも糖質は入っているので150gになります。

 

■食べない投資(糖質の質と量について)

1.甘い飲料は避ける

缶コーヒーなど市販飲料は血糖値に対する影響は甚大です。飲み物は水、お茶、コーヒーの3択にしましょう。いずれも砂糖なし。健康を促進するイメージのある100%果汁ジュースにも砂糖、人工甘味料「異性化糖」の摂取につながります。原材料に「ブドウ糖果糖液糖」、「糖果ブドウ糖液糖」と記載されているものは、注意が必要な甘味料です。今日から清涼飲料は買わない、家に置かない、口にしないを3原則にしましょう!

 

.糖度の高い「果物」、「野菜」は避ける

時々楽しみに食べるのは良いけれど、甘ければ甘いほど糖質が高めです。パイナップル、バ

ナナ、桃は量を少なめにしましょう。

 

3.白い主食に別れを告げる

炭水化物とは「糖質 + 食物繊維」で、質と量をコントロールすれば問題はありません。食事は野菜やきのこ類等、食物繊維を多く含むものを食べて、みそ汁を飲み、おかずを食べて、最後にご飯を少量食べる順番にすると血糖値の上昇は穏やかになります。

 

食べる時間に注意する

人間の体にはリズムがあり、午前中は排泄を中心とした体をリセットする時間帯になります。午後は、消化力が高まってエネルギー消費がスムーズな時間帯です。夜間は体が栄養素を吸収し、溜めやすい時間帯です。体のリズムに合わせ、朝食はあっさりとしたものを軽くつまむ程度に済ませ、昼食は栄養たっぷりのものをしっかりとエネルギーを補充し、夜間は空腹を感じない程度に軽めのもの。というのが正解です。

 

5.トランス脂肪酸(食物油脂)

最も警戒すべきものは「食べるプラスティック」と呼ばれるトランス脂肪酸。「善玉コレステロール」のHDLを減少させ、「悪玉コレステロール」のLDLを増加させると言われています。

●選ぶ油は

バター、ラード等動物性油脂(今まで悪いとされていましたが、少量ならトランス脂肪酸がない分、サラダ油より良い)鰯、鯖、鰺などの青魚、ココナッツオイル、オリーブオイル等です。

●排除する油は

マーガリン、ショートニング、植物油脂、植物性油脂等、トランス脂肪酸(市販のパン、お菓子類に多い)サラダ油、ヒマワリ油、コーン油などです。ちなみにアブリシャルシードプラスは、一価不飽和脂肪酸のオリーブ油と同じ杏仁油に亜麻仁油、炎症を防ぐ月見草油か加わった、理想的な健康補助食品です。

 

※参考文献:ハーバートが教える世界最高の食事術 満尾正(米国先端医療学会理事医学博士)