2025/06/21 14:44
■人生100年時代に一番大事なものは食べる投資!⑥

■今回も食べない投資編
前回の記事■食べない投資(糖質の質と量について)
1.甘い飲料は避ける
2.糖度の高い「果物」、「野菜」は避ける
3.白い主食に別れを告げる
4.食べる時間に注意する
5.トランス脂肪酸(食物油脂)
今回は、その食べない投資の続きをお伝えします。
6.高温調理された食べ物
高温で調理された揚げ物や焼き物にはAGEs(終末糖化産物)という物質が含まれており、これが体内の炎症の原因になります。アンチエイジングの世界では、最強の老化促進物質とも言われています。キツネ色と呼ばれる褐色に仕上げた食品は、全てAGEsを発生させています。肌を構成するコラーゲンが糖化すればシミ、シワ、くすみを発生させます。血管であれば動脈硬化を引き起こし、骨であればもろくなります。焼くより → 茹でる、炒めるより → 煮る。揚げるより
→ 蒸す。の調理方法がおすすめです。
7.食品添加物
日本は添加物王国と呼ばれ、諸外国で使用禁止の添加物が許可されています。果糖やトランス脂肪酸の他、食パンなどに使用されている防カビ効果のプロピオン酸は肥満や糖尿病の原因となると言われています。食肉加工品、ハム、ソーセージなどに使われる硝酸塩、リン酸塩等も避けた方が賢明です。
8.有害金属を避ける
現代人は知らないうちに体内に有害金属を取り込みじわじわと蓄積しています。
①ヒ素:農薬、魚介、海藻類、残留農薬、殺虫剤、排気ガス
②水銀:魚介類、海藻、歯科充填剤のアマルガム、柔軟剤、防カビ剤
③カドミウム:たばこ、タイヤ摩耗粉塵、飲料水、缶詰。排気ガス
④鉛:たばこ、鉛管による水道水、缶詰、毛染め剤、殺虫剤、乾電池
⑤アルミニューム:加工食品アレルギーや疲労、肌荒れ、関節や筋肉の痛みなど様々な症状を引き起こします。
9.過度の飲酒、たばこをやめる
アルコールによる発癌の原因は、アルコールが体内代謝されて生まれるアセトアルデヒドという有害物質にあります。アセトアルデヒドを分解する能力には個人差があります。
主に遺伝子により①GG型/効率よく分解できる②AG型/分解速度が遅いタイプ③AA型/分解の力がない3タイプに分けられます。
気を付けなければならないタイプは中間のAG型です。まったく飲めなくはないので飲んでしまうと分解が遅く、長時間体内にアセトアルデヒドが残留することで、食道癌や喉頭がんになる確率が最も高いそうです。
10.ファスティングを習慣化する
最後に食べることを休むことが投資になるということをお伝えします。ファスティングタイム(食事と食事の間)が長い方が健康寿命に効果的であるという結果が報告されています。食べていない時間を意識する方が、胃腸や肝臓など消化器系等の修復時間も長くなり調子が整いやすくなります。
■まとめ
いかがでしたでしょうか?今まさに100年時代と言われています。寝たきりの100歳か?最後まで、元気でいられるかは今、健康に関する知識を持って、いかに実践するかだと思います。賞味期限だけでなく、原材料名も見る習慣が大切になります!
※参考文献:ハーバートが教える世界最高の食事術 満尾正(米国先端医療学会理事医学博士)
